最終更新日:2019年7月4日
日本で初発見されたツマジロクサヨトウの幼虫。
アフリカやアジアで急速に分布されているといいます。
成虫になるとものすごく脅威となるそうなのですが、
どうして日本にきちゃったの?
またどんな被害があるのかを調べてみました。
ツマジロクサヨトウが日本にきた理由は?
イネやトウモロコシに寄生するというツマジロクサヨトウ
発見されたのは鹿児島県南九州市の農場です。
ツマジロクサヨトウは、もともと中南米に生息していたガだったそうです。
2016年には中南米からアフリカへ、2017年には南アフリカからアジアへとやってきました。
現在はバングラデシュ、ミャンマー、インド、スリランカ、タイ、イエメン、インドネシア、中国で被害をもたらしています
2019年6月には、台湾でツマジロクサヨトウの幼虫が初侵入が確認され、
その原因としては
中国大陸から季節風に乗って運ばれてきたもの
だとTAIWANN TODAYは報道しています。
輸入製品といっしょに入ってきた可能性もありますが、
台湾同様に日本にも季節風に乗って運ばれてきた可能性もありますね!
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いったいどんな被害があるの?
駆除「不可能」の害虫、アジアに到達 アフリカで壊滅的被害 #SmartNews ツマジロクサヨトウは中南米の熱帯地域や亜熱帯地域を原産とするガの幼虫で、広大な距離を移動でき、大規模な対策を行っても駆除することができない。
https://t.co/hvr0qgiCdj— シトロン (@kazmin_citron) 2018年8月15日
ではツマジロクサヨトウとはどんな被害をもたらすのでしょうか?
先ほどのTAIWAN TODAYの報道によると、
イネ科の作物の生産量を2~3割減らす恐れがある、とありました。
ツマジロクサヨトウの主食はトウモロコシのほか、コメやサトウキビ、綿、野菜など。
なかなか舌の肥えたガだな。
幼虫から成虫になると、いっきに被害が広がり、
台湾では農地の約45%に影響を及ぼす可能性があると対策が急務とされています
鳥インフルエンザを上回る被害が予想されるため、
幼虫のうちに駆除することが重要とのこと。
海外では国際会議が開かれるほど重要案件になっています
この蛾のために国連が国際会議を開くほどその食害は猛威です。https://t.co/T79rk5YYzc
いったん繁殖したツマジロクサヨトウに対しては打つ手が無いのが現実。駆除を試みたこれまでの対策はほとんどが失敗に終わっている。
「害虫の蛾、日本に初侵入、鹿児島」共同通信 https://t.co/B8DmZCCGlF— matrix (@matrix____) 2019年7月3日
幼虫から成虫になり、次の卵を産むまでは30日ほどかかるそうです。
ツマジロクサヨトウはとても繁殖力があるガで
一回に2000個の卵を産みます。
そして成虫になると一晩で100kmも移動が可能といわれているので
ものすごい短期間で生息地が広がっていくんですね!
鹿児島から100kmとなると熊本県と宮崎県が、
わたしの故郷埼玉県から100kmだったら
群馬県、茨城県、千葉県、神奈川県、東京都、山梨県が、
わたしの地元名古屋から100kmなら
岐阜県、静岡県、三重県、滋賀県、京都府、福井県までが、
一晩でひろがる可能性があります
ひぇ~!
だから幼虫のうちに駆除することが大切なのですね!
でも、
ツマジロクサヨトウは天敵がいないことに加え、
南米やアフリカでは過去数十年にわたって殺虫剤散布をしていて、
農薬にも耐えられる強さを備えてしまっています。
どうしたらいいんじゃ~!!!
いそいで幼虫を見つけて焼く!しかないのかな(汗)
米は私にとって最高の主食なので、
壊滅的被害にならないようになんとか食い止めて、頑張って欲しいです。
今後もこの情報は注目していく必要がありますね。
最後までおつきあいありがとうございます。
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